2017年6月21日水曜日

6/20分 保有銘柄の減配は、リトマス試験紙 

どうもオザワークスです。

連日配当。

DUK/デューク・エナジー
CTL/センチュリーリンク

行方を心配していたセンチュがなんとかたどり着いてくれました。ただ、ここのところ一日で複数の銘柄が、ダマになって入金されてきてしまうスタイルが散見されております。なんとかこうズレていってほしいですね。毎日配当のために。

さて、事件です。昨日配当が入金された化学肥料のモザイクに続き、あの玩具メーカーのマテルも減配との発表がなされました。ひと月に2社も減配とは……非常に残念です。なので、今日は喪に服しながら、減配についてあーだこーだと考えていきたいと思います。

まず、だらしなくも今回減配を決断したモザイクとマテルの今後の処遇ですが、両社ともに減配率は配当額を1/2程度カットということで、ぼくの売却基準までは至らない比較的軽度の減配でした。よって、最低でも現状維持、ホールドです。ちなみにぼくの売却基準は、四半期配当の銘柄であれば一回あたりの受取配当金が3ドルを下回ったらもう許さん、売り飛ばします。でもこれ自分で言うのも何なんですが、めちゃめちゃ甘いです。1500ドルくらい株を持っていて、年間の配当が12ドルあれば許すって言ってるんですから。配当利回りで言えば1%を割り込んでいる状態です。低配当のクソ株です。

汚い言葉はいけません。更にこの2銘柄、業績が悪いから減配したんですが(その逆はない!)、業績が悪いので当然株価もだだ下がりです。つまり、保有分の評価額が1500ドルを下回ると買い増し対象にせざるを得ないのです。もちろんぼく独自のルールです。減配した銘柄をわざわざ買い足さないといけないとは……。なんとも複雑な心境です。

以上が、2銘柄のぼくのポートフォリオでのとりあえずの立場です。「の」が多いです。

聞こえてきます。聞こえてきますよ、このブログの読者氏の心の声が。

(ばっかだなー。連続増配銘柄のみに投資すれば、減配の心配なんか初めから要らないのに)

わかってる、わかってるよ。それが有効なことはぼくだってわかってるんです。人に投資をすすめるならぼくもその方向で行きます。ただ、それだと他の投資家と銘柄が丸かぶりになっちゃうんですよ。連続増配の銘柄なんてそんなに数無いですからね。そしてその丸かぶりが、ぼくは嫌なんです。あくまでぼくはぼくの方法論で行きます。人まねはしません。

っと、これ以上続けると他の投資家さんの悪口が出てきてしまいそうなのでこの辺でブレーキを踏んでおきましょう。もう一つだけ付け加えると、毎日配当を目指す、という理由もあります。これが結構自分の投資のミソで、当然連続増配銘柄だけでは実現しませんから、他の減配経験銘柄もガシガシ買っていくことになります。さらにその事を押し出したブログというのも、他の投資家諸氏のそれとはちと趣の違うものになるであろう、という計算もあったり。

はいはい、隣の人を攻撃しない。平和に行きましょう。ところで、連続増配銘柄に投資されている方は、もしお持ちの光輝く連続増配銘柄が減配したらどうするんですかね。これちょっといい疑問だな。売るんですかね、スパっと。売りそうですね。何の感情もなく売りそうですね。

まあ、減配を嫌がる気持ちはわかりますけど、ぼくは売りたくないなあ。切り捨てるように売っても欲しくないなあ。連続増配が途切れ、減配するときってのは、会社にとってなかなか苦しいときのはずです。そんなときこそ、ぼくは持ち続けたいとそう思ってしまうんですよね。いや、もちろん配当がなくなっちゃったりしたら、そりゃあ我慢ならんですけど。でも、なるべくなら、自分が良いと思って買ったのだし、何かの縁でここまで付き合ってきたのだし、もうすこし持ってみたいかな。

いや、甘いな。自分で書いていて反吐が出るほど甘々です。でも、本音の本音なんですよねえ。それに減配した企業も、時が経って事業を立て直し、また増配し始めるんですよ。経験あるんですけどその時は嬉しいし、なんでかよくわからないんですが、なんかちょっと誇らしいんですよ。別に自分はただ株を持っていただけなんですけど、頑張って働いたヘルメットの男たちを一人ひとり激励してやりたいし、どうだお前ら見たか! と一体誰に対してなのか全くわからない謎の意気をあげたくなります。一体ぼくはこの会社の何なんだ。

あ、株主か。そうです、株主なんです。株主なら、いや、まず株主が自分の会社を応援してやらにゃあ。もし、減配した銘柄イラネ、で売っちゃってたらただの他人事です。よくやった! やってくれると信じていたぞ! この気持は味わえません。いやでも、だから減配してもいいよ、というわけではないんですが……。

さあこのまとまりのない文章も終りが見えてきました。そして今日はとにかく甘い。今気づいたんですが、ぼくは米国株、というか株そのものをアルファベット3文字の「銘柄」としてよりも、何千何万の人たちがそこで働く組織「企業」や「会社」として見てしまう傾向がありますね。だから冷たく付き合えない。感情移入してしまう。ああ、とうとう感情が移入しちゃうとか書いてもうた。なんということか。投資家としては致命的な甘さです。これでまたお金持ちの夢が遠のきました。

有能な投資家は、自分のお金を増やすことだけを考えて行動します。ダメなものは一切切り捨て、良きもののみを残す。実に合理的です。笑えるくらい合理的です。

はい。わたくしオザワークスは、有能な投資家には一生なれません。これはもう認めるしかありませんね。筋がないです。入れ込んでるようでは、ダメです。有能な投資家になれないのはちょっぴりさみしいですが、でも進むべき自分だけの道がよりいっそうわかった気がします。今日のブログはこれで終わりになりますが、最後に皆さんに意地悪な質問をして締めたいと思います。

長年頼りにしてきた高配当銘柄が減配した。あなたなら、どうする?

オザワークスでした。またの配当でお目にかかりましょう。

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