2017年6月7日水曜日

6/6分 暴論! PERやPBRはいらない。利回りがすべてを教えてくれる

どうも。オザワークスです。

早速配当を。

ENB/エンブリッジ

エンブリッジは初めて貰う配当ですね。この銘柄は、もともとスペクトラエナジーという会社をぼくが持っていて、それがエンブリッジに買収されて今に至るという感じで来ております。初めての配当でどうかなと思っていたのですが、やはりちょっと落ちましたね。カナダ銘柄のエンブリッジは外国税率が25%です。配当額の実に1/4を持っていかれます。一方のスペクトラは米国籍ですから外国税率は10%。この差は流石に大きいですね。スペクトラのまま持っていたかったな~。

さて本題です。このブログには宿題があります。今日はその宿題のうちの一つを始末しましょう。何時だかの記事で、自分は株式用語EPSと配当利回りしかわからないよ~、PERとかPBRとかROEなんてじぇ~んじぇんわからないよ~知らないよ~、でも特に困らないよ~、という暴言を発したと記憶しています。今日はその系の話です。

え~と、ぼくは確かに以前書いた通り、自分が銘柄を選ぶにあたってはEPS(一株あたりの利益)と一株あたりの配当額のバランスと推移、そして配当利回りもなるべく高いほうがいいなあ、ぐらいの感覚で見ています。はい、自分でもかなりいい加減だと思います。神経質な投資家さんが聞いたら卒倒してしまうかもしれないほどにテケトーです。

PER(カブカシュウエキリツ)、PBR(カブカジュンシサンバイリツ)、ROE(カブヌシシホンリエキリツ)などというものは知りませんし利用もしませんし今後覚えることもないでしょう。こんなのは新種のバクテリアぐらいに思っておきます。何故なら、これら3つを含むいかにもそれっぽい投資用語というものの殆どが、株をいついくらで買うのか、を考えるときに出てくる単語だからです。

いや、それめちゃめちゃ重要なとこだろ?

はいはい、言いたいことがわかります。高い収益性の会社をなるべく安く買いたいんでしょう? そのために何やら色々プロっぽい用語や数式まで持ち出して、自分を納得させる、と。ぼくだってそりゃあその方がいいですわ。でもね、株をいつ買うとか、いくらで買うのが正しいとか、そんなの些事なんですよ。一度買った株をずうーっと保有してずうーっと配当を貰い続けようってゆう変態配当長期投資家の前では。

だって売るつもりが無いんですよ。だったらいくらで買うなんて考えても意味がないし、買うタイミングを計る必要もない。答えは簡単。欲しかったら今すぐにいくらでもいいから買うべきです。そして、ずっと保有。配当さえ延々出してくれればいい。

そんなの暴論だ!

暴論です。

わかっちゃいます。だからリスクストッパーとして分散投資が機能します。更に配当が出続ける限り株価が落ちたら買い増すことで、お買い得な相場にも対応可能です。要するに株価が割高でも買う、下がっても買う、すぐにでも買う、そして保有、配当を待つ。配当投資家は、配当しか見てない変態なんですよ。いやほんと。評価額とか何それ美味しいの、です。だからローマ字3文字はいらんのです。

いや? いやいやいや、まてよ。配当狙いの投資家にも株価目線のマジックワードがありました。そのものずばり。

配当利回りです。

いやこれ冗談ではないです。割りとマジです。

配当利回りだけ見て投資とかこいつアホや。

配当利回りだけではないんですよ、利回りの高さ「だけ」では。え~、ご存知配当利回りは、年間の配当額を株価で割っただけの実にかんたんな数字です。ところがこの数字、妙な味があるんですねえ。結論から言いましょう。配当利回りが3~5、ギリギリ6%くらいまでの銘柄が、いいと思うんですよね、ぼくは。

利回り3%以上の銘柄は、その配当額が続く限り高配当の銘柄と呼んでいいです。言い切ります。だって100万円投資して配当が年3万円とか4万円ですよ。もうその時点で十分美味しいじゃないですか。いや、買った後の株価がどうなるかなんて興味ないですよ。100万円投資して3万円、いやまあ10万円で3000円でもいいですけど、そんな銘柄が今買える時点で、ぼくにとってそれは割安だし買いどきです。ここの点で、配当利回りで株価の割安性を判断できます。もちろん配当額は永遠に続けとは言いませんが、それなりの長さ買ったときの水準、もしくはそれ以上が続いていかないとこの割安性は崩壊します。そのリスクが有るゆえに銘柄を分散させ、減配しやすい日本株には手を出さない。

この考え方、一応筋は通ってると思うんですけどねえ。もちろん投資なんですからある程度のリスクはつきものです。それをすべて自己責任で背負ってやっています。だからまあ、そういう考え方もあるのね、と生暖かい目で見てやってくださいな。

後もう一つ、配当利回りというものに妙な味があると言った、もう一つの理由があります。それは、利回りが高すぎる場合のとき。配当利回りが3~5、ないし6%ぐらいがよろしい数字、と書きました。まず、1~2%では低すぎます。そして6%以上ある場合ですが、これは逆に利回りが高すぎて、その高すぎることが何やら怪しいわけです。

7%とか8%とか配当利回りとしては異常に高い数字です。それだけの配当額がずっと続けばいいんですが、少なくとも投資家はそう思っていない場合が多いです。その証拠にホラ、まだ減配を発表したわけでもないのに株価が下がって利回りがぐいぐい上がっています。市場はもう織り込んでいるんですね。7%とか8%、うーん、ぼくが見ると「不自然」な或いは「違和感」のある数字ですね。やはり配当利回りとしてみると、これはなにかおかしい。ここで「わーお、スゴイ利回りじゃ~ん」と食い付く投資家は近いうちに痛い目を見ます。ぼくも痛い目を見ました。

配当は続いていかないと意味がありません。だから利回りだけを見ているとうまく行きませんね。不思議なことに、自分が買うと減配するんですよね。1年でも粘ってくれりゃあいいのに。

7%とか8%の銘柄は避けたほうが懸命でしょう。やっぱり居心地の悪い数字です。その逆で、毎年増配していくような高配当銘柄は、例えば3%が3.5%になったり、4.2%が4.6%になったり、これですよ皆さん。これが、自然な、腑に落ちる、とろけるような配当利回りです。3.7%とかたまりませんねえ。5.1%などはすぐにでもしゃぶりつきたいですね。と、変態性も見せたところで、やはりその辺が一つ安心できる数字という感じですか。もちろん配当利回りだけ見てちゃいけないんですけどね。何度も言いますけど。ただ、3~5%はなんとなく魅惑的な数字です。昨日のブログでトヨタの利回りが3.5%、これはいいねえと半ば直感的に言っていたのがこんなところにつながります。いい味のある数字なんですよ。

まあ今日はまさに暴論を打ったわけですが、自分としてはこれが普通の投資感覚です。自分では一本筋の通った考えだと思うんですが、もちろん万人向けではないですし、また認められることもないでしょう。あくまで弱小投資家の戯言です。そこんとこ、お忘れなきよ~に。

では、また次の配当でお会いしましょう。オザワークスでした。

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