2017年7月11日火曜日

7/10分 米国株投資家のネット銀行事情その1 ~住信SBIネット銀行編~ 

皆さんこんにちは。配当のオザワークスです。

7/10の配当銘柄はこちら。

STX/シーゲイト・テクノロジー
HSBC/HSBCホールディングス

順調に貰っています。今週の配当的には多分NISAウイークになるでしょう。

今日は、外貨の話をします。皆さんは米国株を買うとき米ドルで買ってます? それとも日本円で買ってます? えーとたしか、SBI証券と楽天証券では日本円で米国株の取引ができたはずです。ぼくはやったことないです。マネックス証券を加えた3証券すべてで、当然のごとく米ドル建ての取引です。円建ての米国株に今取り立ててデメリットがあるとも思えないけど、やっぱ米国株ならドル建てでしょう。そのほうがなんかしっくり来る。例えば、たまに見かけるんですけど、ダイハツの軽にレクサスのエンブレムを付けてる人。まあまあ、車なんて人の自由ですけど、それは……? みたいな。そういう方いたらごめんなさいね。

でもくっそダサい。

まあ米国株ならやっぱドル建てでしょう。これは決まり。真面目な話をすれば金利がどうのこうのって理由もありますけれど、それはまあ他の人らが書くんで割愛。一つだけぼくなりの理由というか、ドル建てにしていたからこそのエピソードとして、こういうやり取りがあります。

未経験者「オザワークス君株やってるんだって? どう、アベノミクスで儲かったでしょう?」
オザワー「いや……関係ないっすね。自分米国株専門なんで」
未経験者「え、アメリカの株ってこと? 大丈夫? 危なくない?」
オザワー「余裕っすよ。余裕すぎて資産の95%以上がドル建てっすよ。はは」
未経験者「ええっ!?」

この時の「ええ!?」みたいな顔がいいんですよね。何か得体の知れない生き物を見る感じが。日本人の100人に1人しか投資をしません。日本人投資家の100人に1人しか米国株に投資しません。未経験者の方にとって、外貨建ての資産を持つことはそれほどまでにイレギュラーなことのようです。それにしても、日本人てのは円が好きですね。

で、なんの話だっけ? すぐ忘れてしまう。一回枝道に入るとまず本線へ帰ってこれない。ナビを新調しなくては、ナビを。

えーと、そうでした。米国株へ投資するならドル建てが当然、という話でした。いやこれまだ前フリであって、本題に入っていませんからね。ほんとに悪い癖だ。

ここで、本題。皆さん、米国株投資に使うドルってどうやって調達してます? これです。今日はこれを書きに来た。えーと、ぼくはですね、現在3つの証券会社を使っております。円でドルを買うオーソドックスな方法、証券会社で普通にドル買すると、3社すべてで25銭ほどの為替手数料を取られます。これ知らない人はまさかいないと思うけど、25銭手数料取ります、って言って取るんじゃなくて、実勢レートに25銭上乗せした額で投資家にドルを買わせるのでね。例えば、レートが今1ドル=114円20銭だったら、証券会社でドル転したら1ドル=114円45銭で買う、みたいな感じです。

えーい、こんな当たり前なことわざわざ何行も使って説明するんじゃなかったー。でね、どの証券会社でドル買いしても手数料は25銭。これは仲良く横並び。米国株押しのマネックスなんかはここはもうちょっと頑張ってもらいたいところなんですけどね。ところがですね、SBI君、キミはちょっと違う。まず、SBI証券と同じ系列の住信SBIネット銀行というネット銀行があります。この銀行でドルを買うと、なんと、いやなんとって言うほどのモンでもないけど、15銭の手数料でドルを手にすることが出来ます。ちょっと安いんですよ。他よりもちょっとお得にドルを買える。

いやいやいや、わかってますよ? だからどうした、ってんでしょ? せっかくドルを買ったって、そいつで株を買えなきゃ意味がない。そして、銀行では株は買えない。わかってますわかってます。ご安心ください。SBI銀行とSBI証券はさすが同系列、連携サービスがありまして、なんとSBI銀行で買ったドルをドルのまま、振込手数料無料で、即時にSBI証券の口座へ移すことができるんです。これはなかなかないレベルのサービスでして、これはさすがに「なんと」といっても大げさではないでしょう。ぼくはSBIで株を買う時にはいつもSBI銀行の方で両替しています。いつもです。証券の方でドルを買ったのなんて、ほんとに投資を始めた当初に一回ぐらいだと思います。これは良いサービスです。ちなみに銀行から証券への即時振込のコストは、SBI証券側がユーザーに代わって支払っているそうです。これぞサービス。おもてなしの心。あざっす。

更にこぼれ話をいくつかすると、証券の側から銀行の方へドルのまま移すことも可能で、もちろんその場合もタダで、即時にです。利便性が花開いています。あとですね、去年の夏ぐらいかな? そのへんまでは、SBI銀行の為替手数料がたった9銭だったと思います。まあ、マイナス金利の異常な世界ですからね。ネット銀行も苦しいはずで、値上げもやむなしといった感じですか。値上げは残念ですが、SBI銀行では結構頻繁に為替手数料の割引キャンペーンを地味にやってるので、そういうのを利用してみるのもまたいいですね。

さて、SBI陣営がこと外国為替についてはなかなかの頑張りを見せていることはよくわかりました。蒸し返しますが、証券と銀行の連携サービスはかなり良いです。でもなんか地味であまり知られていない気がします。一方、ライバルの楽天証券はどうか。楽天陣営には楽天銀行がありますからね。きっといかついサービスがあるのでしょう。

……

……いやね、ないんすよ。なんにもないんすよ。いや、無料で振込とか、そもそも楽天銀行の外貨預金は買い付けレートが普通に高い。だから、そもそもの話ドルを移動させる意味がない。あれ、証券と銀行の融合とは? 楽天経済圏とは? 楽天証券の側から無理やりドルを振り込ませることもできるけど、方法はコールセンターにお電話で、ってもう何時代? そんな程度だから手数料も推して知るべし。

……むう。ほんにデクノボウ。もう、おもてなしの心を叩き込んでやりたい。いやSBI陣営とはえらい違いですね。会社としては楽天のほうがずっと大きいはずなのですが、これはどうしたことか。まあ、楽天銀行にもいいところ、使い所はあるのですよ。他の銀行よりも利息が高かったりだとか……楽天銀行の使い方は次回の記事で書きます。今決めました。

ま、とにかく、ネット証券界の2強、SBIと楽天。外貨の取り回しにおいては今のところSBIの圧勝といえます。しかし、昨今業界2番手の楽天証券が猛追を見せているようで、楽天ポイントでの投資信託の購入やその他色々、ま色々は特に思いつかないんですが、とにかく王者SBIは押されている。まったくのぼくの個人的な見方なんですが、SBI陣営は岐路に立たされている。そんな気がします。その今このときにもし証券と銀行の連携サービスが途切れたりしたら、ぼく的には、あSBI終わったな、って感じになると思う。だから頑張って、SBI!

いや、なんかお願いになってしもた。でもこのサービスはホント続けて欲しい。ぼくにとってはかなり大事だし、まだ知らない人にはおすすめです。

あと最後に上記のSBIシステム以上に低コストでドルを調達する方法をちょっとだけ。ただし、ぼく自身はそれを実際にやったことはありません。ただ話に聞いただけです。その方法とは、証券会社のFX口座でドルを現引きする、というものです。現引きとは、FXの口座に入れた証拠金でそのまんま現物のドルを買って引き出してしまうことです。ただああいうところでは、取引できる通貨の単位は大体1万通貨からで、つまり110万円余が一度に必要になるということです。ぼくのようなお金が貯まらない人間には、そもそも無理な方法なのです。

このFXの現引きが本当にお得にドルを調達できるのか、どれくらいお得なのか、そもそも証券会社によっては現引きできるのか、できないのか。これらのことについてぼくは知らないし、実体験にまさるものはないと思うので、これ以上サイトを掘り進んで調べようとも思いません。やろうという方は自己責任で、どうぞ。ぼくも知っていればそれで1記事書けそうな気がしますが、FXに関してはもうとっくに引退して後進に道を譲った存在です。知ったこっちゃないです。

そんなこんなで今日はこの辺で。オザワークスでした。

SBIシステムとぼくは名付けた
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