2017年7月29日土曜日

7/28分 投資用語解説シリーズ第1回、のつもりが……

皆さんどうもこんにちは。配当を求めて米国株に投資するオザワークスです。

早速ですが、7/28に以下の銘柄から配当金の入金がありました。

GPS/ギャップ

ギャップの1社のみです。これで今月はすべての配当が入りきったのかな? 多分、全部入ったと思います。7月の配当収入は合わせて330ドルほどになりました。まだまだ小さな額です。けれど、去年7月の220ドルと比べるとこれは結構増えています。こういう小さな成果は、素直に嬉しいものです。この1年間コツコツ株を買い足してきた結果ですね。継続が、力になります。

さてと、そろそろ本題に行きますか。突然ですが、ぼくはバイクに乗ります。それで、ユーチューブでホワイトベースという名前の中古バイク屋さんの動画をよく見ます。内容は、バイク屋さんですから、売っているバイクを紹介する動画だったり、単にバイクにまつわる雑談だけしてる動画とかそんな感じです。興味がある方は検索してみてください。動画は多数あるのですぐにわかると思います。

で、先日そのバイク屋さんのある動画を見ていたら、そこの店長さんがバイク雑誌を痛烈にディスっていました。曰く、専門用語ばかり使う、上から目線で偉そう、これではバイク人口なんて増えるわけがない、大体こんな内容だったと思います。ぼくが勝手にまとめると、とにかく初心者に優しくない、とこうなりますかね。その動画を見て、あいた~、とぼくは思いました。自分の投資ブログも見事に初心者を置いてきぼり。また他の方の投資ブログを見ても、結構な確率で、まあ、用語の解説とかいちいちするのが難しいのはわかりますけど、知ってる人限定な感じは受けます。ここは、自分も含めてやはり反省は必要かなあと思います。今後はなるべく平易な言葉でわかりやすく、かつ独創的なブログになるよう努力します。

ちょっと硬いかな、まあいいか。で、とりあえず投資用語の解説なんてものを何回かに分けて書いていきたいなあ、と考えております。と言ってもそもそもぼく自身が大したことは知りません。素人に毛が生えた……というかそのまんま素人です。でも、ぼくは普段から平気で「配当、配当」と言いますが、その「配当」というものがそもそもわからない、知らないという人も結構います。配当という言葉を聞いて、馬券や宝くじを想像する人のほうが多いかもしれません。なのでまず、配当ってなんなの? というところから書いていきます。

……と思いましたが、もっと遡りましょう。配当どころか投資とはなんぞや、ここからいきましょう。なんせ自分の知識自体があやふやですからね。イチからいきましょう。

投資、大多数の人にとってこの言葉と繋がるのはギャンブルです。まあ、投資=ギャンブルはあながち間違いではなく、それを完全に否定出来ないのでまた説明が難しい。ぼくは、投資というものは基本的に「金貸し」だと思っています。お金を貸す、これが投資の基本です。よしここで1人キャラクターを召喚しましょう。近くの小学校に通う、ぼくの姪の「りこちゃん」です。名前は利子から取りました。彼女に説明する形で書いていきます。

おじさん「りこちゃんは将来何になりたいの?」
りこちゃん「ケーキ屋さんかユーチューバーで迷ってるけど……やっぱりお花屋さん!」

ユーチューバーとはさすがに現代っ子ですね。でも、お花屋さんですか。これは良い題材ですね。ではお花屋さんで投資について考えてみましょう。

りこちゃんは将来大きくなったらお花屋さんを開きたいそうです。うむ、やりたいことやったらよろし。しかし、お花屋さんを始めるにはお金がたくさん要ります。お店(店舗)が必要だし、売り物になるお花も用意します。従業員だって雇わなければならないかもしれません。そうですね、ここはわかりやすく100万円必要だということにしましょう。お花屋さんを始めるには100万円が必要ですが、りこちゃんにそんな大金はありません。ではどうするのか。自分一人でコツコツ100万円を貯めてもいいですが、それでは時間がかかりすぎます。いつまでたってもお花屋さんを開けません。なのでりこちゃんは別の方法を取ります。

100万円を借りる、という方法です。ここから投資の話になります。りこちゃんの側から見るとお金を借りているわけですが、お金を貸す側……めんどくさいんでぼくが貸したということにしましょう。ぼくの側からするとりこちゃんにお金を貸しました。これがそのまま、100万円投資した、ということになり、投資したぼくは投資家、と呼ばれることになります。

100万円あげたわけじゃないですよ、貸したんです。なので、りこちゃんは借りた100万円でお花屋さんを開いて、がんばってお花をたくさん売って利益を出して、10年後に100万円をぼくに返さなければいけません。その時、最初におじさんが100万円貸してくれなかったらお花屋さん始められなかった、おじさんありがと、という気持ちを込めてりこちゃんは110万円をおじさんに返します。この差額の10万円が、利子です。

りこちゃん「呼んだ?」
おじさん「いや、呼んでない呼んでない」

上の投資は債券と呼ばれる分野の投資です。投資家の皆さんは、こんなもん当たり前すぎてわざわざ書くことでもねーだろーよ、と思うかもしれません。しかし、もしかしたら知らない人がいるかもしれません。それからりこちゃんくらいの女の子にも理解できるくらい説明できるかどうか、おじさん自身の理解度を確認してもいます。更に、投資=ギャンブルだと思っている投資未経験者のあなた、債券は投資の種類の中でもかなりベーシックというか、投資らしい投資です。確かにお花屋さんが潰れちゃったりしたら投資した100万円は失うかもしれません。あなたがどう思うかはわからない、でもぼくはこの投資にあまりギャンブル感は感じません。これぞ投資、と思います。

さて、債券を説明したので次は投資の花形、株についてやってみたいと思います。株という言葉を聞いたことない人はさすがにいないでしょう。ただ、株って何? との問にズバッと答えるのはいささか難しい。ぼくも自信半分不安半分ですが、とりあえずいきましょう。りこちゃんがお花屋さんを始めたいけどお金がない、というところまで戻ります。

えーと、債券はあくまでお金を貸します。これはいずれは返してもらう、ということでもあります。それに対して株は、ある意味ではお金をあげてしまいます。

りこちゃん「え、ほんとにくれるの?」
おじさん「うん。ただ、一つ条件がある。100万円は別に返してくれなくていいから、その代わりずうっと毎年3万円おじさんにちょうだい」

ぼくはこれが株じゃないかな、と思います。お金は出す、けど返さなくてもいい。代わりに毎年毎年利益の一部を今度はおじさんが貰う。もうおわかりだと思いますが、この毎年毎年ずうっと貰い続ける3万円が、配当金、というものです。はあ、ようやく配当という言葉を使えました。これもまたギャンブルとは程遠いのんびりとした投資ですね。

株につきものの「株価」という言葉がここまで全然カケラも出てこないんですが、それはぼくが株への投資を配当ありきで考えているからです。原始的な株式投資の時代では、株主たちが株を持つ目的はおそらく配当金だったとぼくは思います。いや全然下調べとかはしてません。調べたら調べたでまた面白いものが書けるかもしれませんね。

まとにかく、事業のオーナーである株主たちは、その事業の利益の一部をオーナーに定期的によこせ、その理由は我々がカネを出さなかったら事業の存在そのものが発生しなかったからだ、という態度で配当金を貰っていたのでしょう。その配当金を貰う権利が書かれた紙、これが株券です。やはり配当ありきです。りこちゃんから株券を受け取ったおじさんは、ある日株券を知人に110万円で売ってしまいました。はい、この110万円が、お待ちどう様、株価です。

日頃我々投資家は「株価、株価」と何も考えずに言葉を使ってますが、多分、概念としては配当金より後のものだと思います。現在でもトレーダーたちは、配当金を貰う権利、を凄まじい速度で売買していると考えると、なんだかちょっと不思議な気分になります。

20年後、おじさんが久しぶりにりこちゃんのお花屋さんを訪れると、あれれ、小さな花屋はどこにもなく、大きな近代的なビルが建っています。おじさんが「場所間違えたかなあ」などと首を傾げていると、目の前のビルからはつらつと出てきたのは、すっかり立派になったりこちゃんです。

りこちゃん「あらおじさん久しぶり。うちに何か御用?」
おじさん「……」

そうです。目の前の立派なビルが、現在のりこちゃんのお花屋さんだったのです。20年前110万円でおじさんが売った株は、今や3000万円を超えました。毎年毎年3万円出すのがやっとだった配当金は、今では毎年100万円です。もう株主ではないおじさんが言葉を失うのも無理もありません。これもまた、株式投資の一面でもあります。さておじさん、最後に一言ください。

おじさん「あいた~、やってもた~」

今回はそんな、おはなし。ちゃんちゃん。

またどこかで。オザワークスでした。

おじさん何故売るし?
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