配当9/21分 米国株ＣＦＤで長期配当投資する意外な方法。続き

皆さんこんにちは。オザワークスです。

早速本日9/21の配当は。

RDS.B/ロイヤル・ダッチ・シェル　$22.50
９月合計　$310.43
２０１７年合計　$2866.75

１銘柄のみ。９月も３００ドルは超えました。だけど４００は苦しいかな？　全然投資と関係ないけど、今朝仕事でトラックで人を轢きかけました。いや、あれはマジで危なかった。今思い返しても背筋が寒くなります。皆様も、運転の際には細心のご注意を。

さて、本題です。今日も人気のないＣＦＤ一直線です。人気がないといえば、ブログ村にＣＦＤで登録してあるブログの数はたったの１３。投資全体の中では人気のない方の米国株でさえ二百数十ブログが登録してあるというのに、ＣＦＤは１３。もう限界集落ってレベルじゃないですね。



ま、気にしないでいきましょう。前回の記事ではＣＦＤの保有コスト、金利調整額は「１株あたりの金利×保有株数」から小数点以下を切り捨てて割り出せる、と書きました。つまり１ドル以下の金利は無いことになります。これがまずメチャメチャ重要。

銘柄を保有すると毎日金利を取られる。ＣＦＤの特徴はまずこれがひとつ。でもう一つの特徴が今日の記事の主役です。

まず皆さん、米国株の現物の取引って、例えばある株を１０株買って次の日に同じ株をもう１０株買ったとしましょう。合わせて２０株、平均取得単価がうんぬん、とこーんな感じですよね。これが当たり前の現物取引の風景です。同じ銘柄であれば、それぞれ違うタイミングで買い付けたとしても合算され、平均化されます。銘柄というくくりで一つの塊にされる、という感じです。

ところがＣＦＤはそこが違います。ある株を１０株買ってまた１０株買っても、それは１０株と１０株、という風にそれぞれ独立して扱われます。現物のように勝手に合わされて、はい２０株とはされません。だから現物ではできない「最初に買った１０株」だけを売却する、などということも可能です。

これがＣＦＤのもう一つの特徴。だからそれがどーした、と思ったせっかちな貴方。つまりはこういうことですよ。ぼくは前回の失敗のあとまた一からフォードを買い直しました。前回は２０株を一度に買ったら、えらいコストが高かった。今回は慎重を期してレバレッジをもう少し下げ、１万円で約２万円分のフォード１７株を買いました。買い方は、１株ずつ１７回買い付ける、という方法を取りました。

１株ずつ買う、それがぼくの編み出した手法です。ＧＭＯクリック証券のぼくのページには「フォード１株、フォード１株、フォード１株……」とまるで何かの間違いのように１７株分のフォード１株が一覧として並んでいます。ＣＦＤですから合わせて１７株保有、とはされません。あくまで１株１株独立した取引とみなされています。

１株１株独立した取引ですから、当然課せられる金利も１株１株独立した計算がなされます。思い出して下さい。２０株一度に買ったときは、１日あたり２円の金利が掛かりました。１年で７００円を超えます。そしても一つ思い出して下さい。ＣＦＤの金利は１円以下は無かったことになります。

フォードの１株あたりの金利は、ここのところの株価の上昇を受けて１株０．１５円です。バカ正直に１７株いっぺんに買ったら、またもや１日２円コースです。でも、１株ずつ買えば、それぞれ独立した扱いですから、それぞれ１日０．１５円掛かるだけ。そして、１円以下の金利は切り捨てられますから、最終的な答えは、

ゼロ、です。

金利掛かりません。毎日切り捨てられるだけです。金曜日は３日分の金利か重くのしかかりますが、０．１５×３＝０．４５円、やっぱり切り捨てられてゼロです。たとえ４日分になろうとも１円を超えるのは程遠い。ＣＦＤは証券会社からお金を借りて株を買う、そういう取引です。でもお金を借りているのにまったく金利かつかない。これぞゼロ金利。

はい、勝ち。コスト問題はここに消えたことを宣言します。あとは、配当利回り５％のフォード……いや違いますね。現物ではできないレバレッジを２倍で掛けていますから、実質配当利回り１０％のフォードさんから延々と配当を貰い続けるのみです。きっしっし。勝ちですよこれは。

配当利回り１０％はいかついですね。１０年経ったら元本を配当金累計が追い越してしまうんですから。これが現物であれば利回り１０％はまず危険水域。程なく減配でしょう。適正な利回り５％×２というのがこのＣＦＤの最大の旨味なんですよね。しかもあれほど恐れていた保有コストはもう無い。これも従来の買い方であれば配当の半分以上をコストで喰われるトコロ。さらに１株ずつ買うにあたって気になるその売買手数料。これがまた無料というのがありがたい。だから何百回何千回と１株ずつ買っても常に無料。手は疲れそうですけどね。本当に奇跡のように上手くピースがハマって面白い投資になりそうです、ＣＦＤは。

と、浮ついた皮算用はここまでにして、実際フォードを17株分買って10日ほど経ちますが、金利調整額は0円のままです。完全にコストはゼロです。そこは確かに非常によろしい。しかしこのＣＦＤというやつは、まだよくわからない部分が多いのもまた事実です。ブラックボックスというかなんというか。その未解明な部分を明らかにしていくためにも、今後実際にＣＦＤで投資を継続しながら分析していきたいところです。そのあたりも含めた補足を次回もう一回だけ記事にしたいです。いずれにせよＣＦＤとても面白いと思います。反面非常に人気がないのが気になりますが、次回もう少しだけお付き合い下さい。

といったところで本日ここまで。オザワークスでした。



ＣＦＤという新しいおもちゃを手に入れてしまった。楽しい

にほんブログ村