2017年9月6日水曜日

9/5分 フォードが配当利回り12%、驚くべきCFDのチカラ

はい、皆さんこんにちは。オザワークスです。

まずは一言。CFD人気ないですね、ホント。面白いと思うんだけどなあ。ま、とりあえず9/5の配当行きましょ。

ETR/エンタジー $12.50
COP/コノコ・フィリップス $7.62
FE/ファーストエナジー $12.93
CMI/カミンズ $7.72

ぞろぞろと。9月ですからね。



さあさあ、人気がなくてもCFD。前回書けなかったことを今日は書こうと思います。ですがその前に、実はまだフォード20株買えていません。元々は月曜に買おうと思って、丁度夜勤も休みだったのでわざわざ夜中に起き、さあ買うぞと注文したものの全然約定しない。なんで? しばらく考えて、あ『7月4日に生まれて』か……。あの映画いいすよね。ぼくは好きです。休みの日の午前1時に起き出して何をやっているんだろうか。ぼくもトム・クルーズのように格好良くなりたいものです。

そして昨日、火曜日の夜は仕事が入っていたこともあり普通に忘れていました。そんなの事前に注文出しておけばいいじゃーん、と思う方もいるかもしれません。しかしですね、GMOクリック証券のCFDはなんだか独特な注文ルールになっておりまして、時間外の買い注文も出せるは出せるんですが、どうにも上手くないんですよね。こっちは買値とか関係なくただ単に株を買いたいだけなんですけどね。で、結局ニューヨーク市場が開いてる夜にリアルタイムで買い付ける、というハメになるわけですよ。うーん、これはまたいつか記事にしますね、文句を織り交ぜつつ。

いかんいかん、もう脇道に入っていた。えと、昨日のおさらいをすると、まだ仮説の段階ではありますが、外国株CFDの銘柄保有コストは安く抑えることが可能です。それにより、CFD本来のメリットであるレバレッジを駆使して、フォードモーターで配当利回り12%を実現可能です。

というところまで書いてアタマがハッピーになってしまい、以下ふわふわとした文章になってしまったのが昨日の記事です。今日は大丈夫です。今日はクールです。しかし利回り12%ってスゴイですよね、この低金利のご時世に。やっぱいいわCFD。

待て、クールになれ。シューッ。……ふう、お金のことを考えるとすぐにこれだ。今日はあくまでクールです。昨日はフォードすごいフォードすごい、と仕切りに書いてしまったような気がします。なので今日はフォード以外の銘柄、そしてコストの話をします。

まず、前回のフォードの計算式から。以下では銘柄問わず、1万円を投資してレバレッジ2~2.5倍程度の買い取引をする、という体で比較しています。その上でコストがどうなるのか、利回りがどうなるのか、という話です。

16円(1株の配当額)×20株×4(年間の配当回数)=1280円

これがフォードの配当計算式。1万円でフォードを20株買うとレバレッジは約2.5倍。1年間保有して貰える配当金は1280円。でも忘れちゃいけない。CFDはただ株を買って持っているだけで毎日コスト(金利)が掛かる。それがこちら。

0.13(フォードの金利調整額1日分)×365日=47円

フォードを1年間持ち続けるとそれだけで47円持ってかれる。配当額からこのコストを引いた1233円が実質的な受取配当額といえますね。フォードに1万円投資して1233円の配当を受け取りました。はい、これで配当利回り12.33%ですね。何度見てもすごい数字です。

次はライバル登場、ご存知AT&T君です。AT&Tの方が高配当銘柄としてはむしろ有名ですね。GMOクリック証券調べですが、AT&Tの配当利回り(レバレッジ1倍)は5.19倍、対してフォードは5.30倍となっています。レバ1倍ではほとんど変わりませんね。ちなみに、GMOで取り扱っている米国株で配当利回りが5%を超えているのはこの2銘柄だけです。

AT&Tも先のフォード同様、1万円でレバレッジ2.5倍程度になるように6株買います。AT&Tの方が株価が高いのですね。この株価が高いのか安いのかが結構大きな差となります。

53円(1株の配当額)×6株×4(配当回数)=1272円

AT&Tの配当です。ほぼフォードと同じです。続いてコストの計算。

0.46(AT&Tの金利調整額1日分)×365日=167円

引き算して、実質の配当額は1105円となりました。あれ? 意外といい数字。もっとこのコストの面で大きな差が付くと思っていたんですけど、1万円出して配当が1105円なら利回り11%。十分過ぎる成果です。AT&Tの配当の安定性を考えればフォードに負けているとは言えませんね。

つまり、ぼくが何を考えていたのかというと、CFDのコスト金利調整額は銘柄ごとにその額は違いますが、何株保有していようがそれに応じて増えることはありません。フォードを1株持っていても20株持っていても、金利は0.13円で変わりません。ならたくさん株を持っていたほうが払うコストは安くなります。しかしながら投資できる資金には限りがあるため、限られた資金の中でより多くの株数を買える銘柄、つまり株価の低い銘柄が有利になる、ということです。

例題をもう一つ引っ張り出しましょう。はい、IBMさん。IBMは株価が$142と高く、配当利回りは3.96%とAT&Tやフォードと比べるとちょっと見劣りします。なのでハンデとしてIBMにはレバレッジ3倍でがんばってもらいましょう。

165円(1株の配当額)×2株×4(配当回数)=1320円

おお、単純な配当額では界王拳3倍で勝ちましたよ。しかし問題はコストです。

1.77(IBMの金利調整額1日分)×365日=646円

出ました。引き算すると、残った配当額は674円。これはだいぶ少ないですね。これを言いたかったんですよ。金利調整額の株価に対する割合、これはどの銘柄も均一で0.01%程です。ただ、投資家側の資金量と銘柄それぞれの株価との兼ね合いでこういうマジックが起こるんですね。もちろん、億万長者であれば単価の高いIBMも大量に買えますから、そうするとこのコストもほとんど考える必要はなくなります。

ですから、外国株CFDで配当狙いの長期投資をする場合には、なるべく配当利回りが高く、そしてなるべく株価の安い銘柄を選ぶのがベターでしょう。具体的にはフォード、AT&T、ゼネラルエレクトリック、ベライゾン、ゼネラルモータースぐらいでしょうか。な~んだ、単なる高配当銘柄じゃないか。まあそうなんですけど、それは言わんといて下さい。この中でも特にフォードとAT&Tはおすすめと言える銘柄ですね。コストの点からもCFDでやるには適した銘柄だと思います。

最後に、とは言えCFDです。現物株とは違いますからね。レバレッジの管理、超重要です。生死に関わります。他にも減配のリスクや、金利調整額の増額も考えられます。株価、配当額、金利、このどれが崩れても長期配当投資は成立しません。更に、これはちょっと違った見方のリスクですが、外国株CFDの人気があまりにも無さ過ぎて、GMOクリック証券様がサービスを辞めてしまうことだってあるかもしれません。

まあそれはさすがに冗談です。CFDは、上手く使えばとても効率的に配当金を得ることができるような気がします。危険もありますが、その分可能性もぼくは感じています。貴方も最先端の投資へ、いかがですか?

本日はこれまで。長くなりました。お相手はオザワークスでした。

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