2017年9月23日土曜日

配当9/22分 米国株CFDで長期配当投資する意外な方法。補足

皆さんこんにちは。オザワークスです。

9/22入金しました。

KSS/コールズ $15.80

9月合計 $326.23
2017年合計 $2882.55
CFD配当 ¥208

ポロッ、ポロッ、とこういうふうに入ってくる。これが毎日配当。今日からCFDで貰った配当金も記載していきますね。CFDの配当は日本円なんですよね。

さて、今回はCFDで長期配当投資するための情報の補足、という感じで進めていきたいと思います。



色々細かい話の前にCFDというものが結局よくわからん、ややこしい、という人のために現物の株とCFDの株の違い、そのぼくなりのイメージを言っておいた方がいいですね。あくまでぼくなりの、ですけどね。

そうですね。まず、学校にあるような25mのプールを思い浮かべて下さい。プールにはなみなみと水が張ってあります。この水が、我々投資家の投資資金です。現物の株では、この水を冷凍庫へ持っていって凍らせます。こうして出来た氷が株です。ま、とりあえず作った氷はビート板とかが入っている倉庫へ突っ込んでおきましょう。氷を作れば作るほど、プールの水は減っていきます。水がまったく無くなることもあるでしょう。またしばらく待っていると配当金という名の水がチョロチョロとプールに溜まっていくし、それが待ちきれなければ自分で水(資金)を投入するのもありでしょう。これが現物のイメージです。

対してCFD、プールに水が張ってあるのは同じです。その水で氷を作るところも一緒。違うのは、作った氷を倉庫へは持っていかず、プールの水に浮かべるところです。ちょうど流氷のような感じですね、プカプカと。面白いのは、CFDではプールの水量以上の体積の氷を作り出せることです。これがレバレッジですね。こうなると流氷というより氷山でしょうか。

しかし注意が必要で、もしプールの水にプカプカ浮いている氷山のどこかが、プールの底に一瞬でもタッチすると、そこでゲーム終了。お疲れ様でしたになります。いわゆる強制決済とかですね。だからCFDでは現物とは違ってプールの水をゼロには出来ません。常に氷山が浮いていられるだけの水位を維持する必要があります。 そこがCFDの神経を使うところです。

こんな感じでしょうか。ぼくはこういうイメージで捉えています。ではこれを踏まえた上でもう少し細かい話をしていきましょう。

フォードを17株分1株ずつ買った翌々日、CFDの配当金に関する調査のため、ぼくはゼネラルエレクトリック(以下GE)も約2万円分8株買いました。もちろんコストを最小限に抑えるため1株ずつの買い付けです。GEの金利は1株で1日0.30円くらい。金曜日に3日分の金利を取られても0.90円。1円以下の金利は切り捨てですから、なんとかギリギリゼロ金利で運用できそうです。またGEの配当利回りは現状約3.9%です。これをレバレッジ2倍で運用するので実際は7.8%くらいになるのでしょうか。1万円投資しているので年間780円くらいの配当金は得られる計算になります。

話はその配当金です。GEを買った翌日、208円のGEの配当金が入金されました。ここで「えっ」と思った方もいらっしゃるでしょう。株を買った翌日に配当入金だなんて……。はいはいわかります。現物ではまずありえない早さですよね。現物の株は配当を貰える権利の確定日があって、大体そこから1ヶ月ほどで入金、というのが米国株ではよくあるパターンです。ところがCFDではその権利の確定日に即入金されます。正確には権利付き最終取引日ですけどね。なぜそうなっているのかは知りません。とにかくそういうものだということでここはひとつお願いします。ちなみに今回GEを買ったのはこういったCFDの配当の特徴が実際そうなのかを調べる目的もありました。フォードの次の権利確定日は10月の末とちょっと遠かったのです。

さて、そのGEの配当金ですが、さっきのプールの話に例えると現物の配当のようにプールに直接注ぎ込まれるということではないようです。配当が振り込まれているにも関わらず、CFDの取引余力は増えませんでした。ここでひとつ断っておくと、以降の文章ではぼくの推察が多分に入り込みます。要するにまだまだCFDについての調査不足、情報不足ということです。

では振り込まれたはずの配当金はどこへ行ったのでしょうか。GMOクリック証券で見てみると「未決済権利調整額」という欄に208円とあります。権利調整額というのがいわゆる配当金です。問題は「未決済」の3文字ですね。簡単に推理すると、今GEを買って保有しています。でそれを売るとき、つまり決済するときに初めてそれまで貰った幻の配当金が実体化する、と。そういう感じがうかがい知れます。

……ちょっと今GE売って確かめてみようか? いやいやいやいや、これでもGEだって長期で保有するために買ったのでここで売るのはちょっと……勘弁して頂きたい。まあ、あれですよ。売らざるを得ないときでいいじゃないですか、それはまた。とにかく今はホールドして様子を見ましょう。

ちなみに金利調整額も「未決済」とあるので、こちらも売るときまではいくらでも金利を積み上げることができるんですね。だから売却時には売却の損益があって、そこへ保有時に貰った配当金が足され、そこから保有時に発生した金利が引かれ、っていう計算がされるんですね、多分。はあはあ、多分これでいいと思います。

……そっかあ、うーん、配当金をせっかく貰っても余力に使えないんですね。それはちょっと……だなあ。先のプールに例えると、現物だと配当金はプールへチャリンチャリンと直に入ってきますよね。それがCFDだと……CFDだと、プールへは入らずに、あれですよ。あの、プールの脇にある小さな消毒槽、あそこへチャリンチャリンと貯まるんですよ。あのちょっと冷たい消毒槽、なつかしい。で、子どもらが消毒槽の水をバケツですくってプールの方へ入れようとすると、先生に見つかってめっちゃ怒られる、と。「なにしてんだ! 決済してからにしろ!」みたいな。

先生の怒るところがおかしい。しかもプールの方はプールの方ででっかい氷山ブカブカ浮いてますからね。なんだったら倉庫の方ももう氷で溢れかえってますから、どんなプールなんだか。

……はあ、プールとか久しく行ってねえなあ。

ま、とにかくもう少し様子を見ましょう。そうは言ってもレバ2倍で相当いかつい配当利回りなのは確かです。特にフォードなんかは利回り10%ですからね。保有して3年も経てば、元本が3割目減りしても配当金でトータルの成績はトントンになりますから。またフォードの株価が3割落っこちて落っこちたまんま、というのもさすがに考えづらい。配当金を再投資できないデメリットを差し引いても、CFDには芽があると思います。だからぼくは続けるつもりです。

さあ、最後に米国株CFDの銘柄選びのポイントでも言っておきましょうかね。もう持っている情報はすべて吐き出していきますよ。まず使う証券会社はGMOクリック証券です。他にも個別株CFDを扱っている証券会社はいくつかあるようですけれど、正直言って正体不明。そこそこ名の知れたGMOで不足はないと思います。

さて銘柄選びの条件は、

1、利回り3%以上の高配当で、かつ安定した配当を期待できること。
2、株価が50ドル以下で、安ければ安いほど良いこと。

この2つですね。1の条件は、まあこれは普通。レバレッジを掛けるんでこの数字以上になります。2の条件ですが、これは金利に関係してきます。1株が高い銘柄は、金利も高くなります。以上の条件を踏まえて長期配当投資向けの銘柄選定をすると、

1位、フォードモーター。株価11ドル、金利0.15円、利回り5.1%。ダントツ1位。
2位、AT&T。株価38ドル、金利0.49円、利回り5%。
3位、ベライゾンコミュニケーションズ。株価49ドル、金利0.62円、利回り4.7%。ちょっとコスト高。
4位、ゼネラルエレクトリック。株価24ドル、金利0.31円、利回り3.8%。金利は低い。
5位、ゼネラルモーター。株価39ドル、金利0.50円、利回り3.8%。
6位、ファイザー。株価35ドル、金利0.46円、利回り3.4%。
7位、GAP。株価28ドル、金利0.35円、利回り3.3%。
8位、シスコシステムズ。株価33ドル、金利0.42円、利回り3.2%。
9位、コカコーラ。株価45ドル、金利0.58円、利回り3.1%。コスト高い。

とこんなところでしょう。これ以外の銘柄は正直配当投資には向きません。考え方は、できるだけ金利を低く抑えての配当利回りが高い順、という感じです。さすがにそうそうたるメンツが並びますが、中でも特にフォードがぶっちぎりの性能を誇り、正直言って他の銘柄はオマケと考えても良いくらいです。それくらいCFDではフォードが抜きん出ています。

さ~て、以上ですね、今日のところは。ぼくは基本現物の投資家です。そのぼくから見るとCFDというのはまだまだ未知の領域が多い分野の投資です。危険ももちろんあるでしょうが、なにやら投資のきらめき、面白さの光を感じます。非常に非合理的なことを言っているのは重々承知しておりますが、これをお読みの貴方もこの未開のジャングルへと、ひとつ足を踏み入れてはいかがですか? ドキドキワクワクの新世界が待っていますよ。

といったところで本日はここまで。お相手は、ジャングルで大蛇に丸呑みにされそうなオザワークスでした。



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