2018年4月18日水曜日

配当4/17分 野立て太陽光発電施設は醜悪である。景観に鈍感な投資家たち

オザワークスです。

GSK/グラクソスミスクライン $25.98
DIA/SPDRダウ工業株平均(NISA) $4.09

4月合計 $294.50   2017年4月合計 $365.57
2018年合計 $1275.66   2013年~2018年合計 $12769.33
2018年CFD配当 ¥2199   2017年~2018年CFD配当 ¥3526

グラクソスミスクラインの配当額は、ADR手数料をまだ引いていない数字です。というのもこの手数料が、配当入金日の翌日に徴収されたりするんですよ。そういう事もあって、めんどくさいっすねえ。



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さて本題。 ぼくの住まいは長野県です。毎日雄大な北アルプスの山々を見ながら暮らしています。特に一際冷え込んだ真冬の朝、雪をかぶった北アルプスの美しさは、普段見慣れているはずの地元民でさえも改めて感動を覚えてしまうほどです。

しかし、3000m級の山々からほんの少し視線をずらすだけで視界に飛び込んでくるのが、例のアレです。田園風景に突如としてそそり立つ黒い板、野立ての太陽光発電施設です。

なんと言えばいいんでしょう。あの周りの景色にまったく溶け込まない異様さ、むき出しの無関心さというか、不愉快さがうまく言葉に出来ません。雪山で感動した次の瞬間、黒い板の整列を見てがっかりする。

長野県民の日常です。

野立て太陽光発電施設は、醜悪です。美しい長野県の里山の景観を破壊しています。

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最近多いですね、野立てのソーラーパネル。どこに行ってもありますよ。田んぼや畑のど真ん中にドカン! 住宅地にいきなりドカン! 果ては山林を切り開いて山肌にパネルを貼り付けてたりします。

なんなんすかねえ、これ。どんだけ儲かるか知りませんが、この無遠慮さ、浅はかさ。醜い、と思わないんでしょうか。思わないんでしょうね。

現地に住んでいない都会の人や果ては外資が安い土地を買い、儲かる儲かる安定したインカムゲインだ、などと黒い板を立てていく。いやいや、そんなのはまだいいほうで、酷いのは現地民が、農業の担い手がいないから、とか、土地を遊ばせておくのがもったいないから、などと言ってあろうことか景観破壊に手を貸していることですね。

バカどもめ、と言うのは簡単です。が、彼らの気持ちもわかりはします。実際荒れ果てた旧農耕地は多いし、持ってても税金が掛かるだけ。ならひとつやってみるか、となるわけです。

いやぼくは、なにも太陽光発電すべてが悪い、なんて言うつもりはないんですよ。実際ぼくの家の屋根には発電パネルが載っていますし、学校や工場の屋根なんかを使って普通にやればいいと思いますよ。

ただ、土地にパネルを並べていくあの野立て方式、あれが見るに耐えないと言っているだけです。あのがっかり感、あれがたまらんのです。

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もう一つ思い出話。

この間バイクで、中学生の頃通った通学路を15年ぶりくらいに走りました。バイクは車と違って周りの景色がとてもよく目に入ります。この辺りも全然変わらんなあ、なんて懐かしさで一杯になりながら、心持ちゆっくりとバイクを走らせます。

そこへ来て突如です。突如田んぼの真中に、燦々と輝く黒いパネルがズラズラズラ~っと立ち並んでいるんですよ。ぼくはあまりのことに唖然としました。ナンダコレハ、と。

15年前存在しなかったソイツラは、黙って同じ顔をして同じ方向を向き、ギンギンに太陽光を反射していました。その存在はあまりにも問答無用で、もはや暴力的ですらあります。

いや、新しく家が立ち並んでいた、とかならいいんですよ、全然。人の暮らしがそこにあるな、と実感できるから。

でも物言わぬ黒い板には、本当にがっかり。台無し。

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がっかりするだけならまだいいです。本当に、俺の故郷はどうなっちまってるんだ、と恐怖を覚えます。こんなもん立てるしか、もはややるべきことがないのか、と。

まあ結局は国が悪いですね。国が効率の悪い太陽光発電を後押しする政策を打ち、投資家が我先にと群がる。一方で、儲からない農業は基本、棄てていく、と。

これが地方の現実ですね。なにが地方創生じゃ、ボケがっ! って感じです。しかし、安倍政権や自民党政治には賛同できない点が多々ありながら、他に入れるところがない、というのが現実です。野党はさらにゴミだし。

閉塞感しかない。このままでは滅びますね、地方から順に。もうぼくの記憶の中にある日本は取り戻せない。そんな、気がします。

なんか、話が大きくなっちゃいました。ぼやっきーオザワークスでお送りしました。



今の子どもたちには、あの異様な光景が普通なんだろうなあ。かわいそうだなあ
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