2018年4月1日日曜日

お金を借りて行う投資の下落時の心理。想定以上に辛い

皆さんこんにちは、オザワークスです。

先週末の下落でCFD口座がやばい、やばい、と右往左往していたあの時から早くも一週間。関連記事。

もちろん持ち直してはいません。基本的にヤバい状態のままです。ヤバい状態のまま寝て起きて、仕事に行って、ブログを書いて、そして一週間が過ぎました。

そこで思うのは、やっぱりお金を借りての投資は難しいな、という当たり前のことでした。



ちょっと説明しますと、ぼくはGMOクリック証券の外国株CFDというサービスで、10万円を元手に計20万円分の米国株を買って保有している、そういう投資をやっています。

20万円分のうち、自分のお金は半分の10万円。残りの10万円は、証券会社から借りています。お金を借りての投資を実際にやっているのです。

メリットは、10万円の元手で20万円分の株式の配当金や株価の上昇を得られること。デメリットは、株価が下落に転じたときにダメージも2倍になることです。

今回は、その怖い怖い下落が来てしまったときの、主に心理についてです。

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株価が堅調なときはいいんですよ。しかし、一度それが崩れ始めると、損失が具体的な数字となって自分の喉元へ突きつけられます。

それでも、すべて自己資金の現物であれば、極端な話永久に保有して配当金を貰いながらチャンスを待つ、という長期目的または現実逃避も出来ます。

が、CFDのようなお金を借りての投資はそうはいきません。含み損が一定以上に積まれると、保有している株式の強制売却が待っています。まずこのバックグラウンドがあります。

それ故、長期投資と言いながらも株価を気にしていなければならず、「保有している状態」の維持管理をしなければなりません。しかし株なんて下がるときはこっちの事情なんてお構いなく下がりますから、色々とキツイわけです。

やはり損失の確定が強制的に行われる可能性がある、というのが人の心をざわつかせるのでしょう。

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プラス、損失そのものもお金を借りた分だけエグいことになります。上にも下にも働くレバレッジですね。

今回ぼくは10万円しか自分のお金は使っていないわけですから、仮にそれがすべて吹っ飛んだとしても損失なんてたかが知れています。知れているはずですが、何故かこれがチクチクと痛い。

お金を借りての投資で生まれた損失は、自分が想定していた以上にグイグイ迫ってきます。経済的には10万円なんてなくなっても痛くも痒くもないけれど、心理的にはえぐられます。

もし、これが10万円ではなく1000万円CFDに充てていたら……経済的にも数百万円の大ダメージ、心理的には……ちょっと怖くて想像できませんね。

投資で自殺者が出るというのは、経済的に立ち行かなくなって、というよりもむしろ想像を超えたとてつもない絶望感に支配されて、そうしてしまうんじゃないかと思うくらいです。

それを考えると仮想通貨FXなんて、あんなもの自殺者製造マシーンじゃないのか、と穿った見方も出来ます。

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ぼくはこのブログのどこかの記事で、外国株CFDは取引手数料が 無料なので少額取引に向いている、ということは投資初心者にまさに向いている、みたいなことを書いた記憶があります。

すいません。訂正します。

少額取引に向いているのは変わらずにそうなんですが、初心者向きではないですね。現物を1年とか2年とかやって、ちょっと投資(下落)にも慣れた方向けでしょう。初心者にこんなことをやらせてはいけません。

ぼくも投資歴が4年ほどあり、また額も極々少額だったのでまだCFDを続けてみよう、という意志も持てます。ですがもし自分が初心者であったならば、もう投資自体を絶対に辞めているでしょう。誰がやるか、こんなもん! てね。

大体流れは上手く出来ているもので、初心者が恐る恐る始めた当初は順調なものなんですよ。それで、おおイケるじゃん、自分才能あるじゃん、と勘違いして全力を入れると次の瞬間バチーン! とやられて全滅。人類の歴史上もう何度となく描かれてきたシーンですね。

ですので、それなりの経験を持った方がやるのがよろしいと思いますです、はい。

オザワークスでした。



月曜からまた相場。祈るとしよう
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