2017年12月23日土曜日

配当12/21分 シードリル&エンスコ 爆損した思い出を語る

皆さんこんにちは、オザワークスです。

今週は配当が寂しかった。今日こそは! と思ったら、

ESV/エンスコ $0.10

12月合計 307.86
2017年合計 $3872.01
CFD配当 ¥1223

10セント! 約12円です。やっぱり2軍のエンスコちゃん、これではいかんわあ。

海底油田掘削業のエンスコ、今は1株あたりたった0.01ドルしか配当を出していませんが、かつて……3年ほど前ですね、1株あたり0.75ドルもの配当を払っていた時期がありました。これは、その頃のお話です。



エネルギーセクター華やかなりし頃

2014年5月。当時原油価格が1バレル100ドルを超え、エネルギーセクターが軒並みブイブイいわしていた頃、投資家1年生のぼくも怖いもの知らずにガンガン行ってました。いやあ、若かった。

その頃買ったのが、油田掘削のシードリルとエンスコです。理由は、配当利回りが高かったから。当時シードリルが14%、エンスコが7%くらいだったような気がします。もうほんっとに配当利回りしか見ていませんでした。チェック1、ですね。

それぞれ投資した額は1万ドル。当時は今よりも総資産額が小さかったので、どうでしょう、比重はそれぞれ1割強といったところだったと思います。なかなかの金額をぶっこんでいました。その自覚もなく。これがチェック2。

実際配当は良かったです。支払われている間は。そりゃあそうです。何しろ14%と7%のゴールデンコンビですから。

異変……

2014年9月頃。あれほど高かった原油価格が落ち始めます。するとどうでしょう、シードリルとエンスコの株価もズルズルと下がっていくではないですか。チャートを見るたびにぼくの顔も青ざめ……てはくれませんでした。

「また下った! おっ買いどっく~!」

喜んで買い増していました。この年の10月から11月にかけて、

シードリル 270→370→440
エンスコ 190→240

これが何の数字なのかは、あえて言いません。言いたくもありません。

恐ろしいことに、当時のぼくは「原油価格」というものを知りませんでした。そういうものがあり、それが訳あって急激に下落していることを知らずにエネルギー会社を買っていたのです。これでチェック3。

その日、楽園は崩壊した……

2014年11月の終わり。シードリルが突如(ぼくにとっては)として無配を発表しました。

悲劇が、始まりました。いや、ようやく自覚する段階に至った、と言うべきか。

ぼくは投資家2年生になったばかり。初めて遭遇した減配ないし無配転落というものにひどく動揺し、狼狽しました。だがもう遅い。含み損は天高く積み上がり、さらに毎日株価は下がっていきました。けれど混乱したぼくは何も対処できず、その場に立ち尽くすことしか出来ませんでした。

2015年2月、エンスコが減配を発表。0.75ドルから0.15ドルへ。翌年にはさらに0.01ドルへと大幅に減配します。株価もそのたびに下落、また下落。

2015年5月、ようやく腹を括ってシードリルを売却しました。エンスコも翌2016年初頭に大部分を売却、損失額はそれぞれ100万円規模になりました。

これが後世シードリル・エンスコショックと呼ばれる一大金融危機のあらましです。

崩壊以後

このショックが教訓となり、様々な法整備がなされました。シードリルとエンスコに投資していた時期にチェックを入れた点に対しての対策ですね。

まず、分散投資を心がけるべし。
1銘柄につぎ込む資金の限度額を決めるべし。
配当利回りだけでなく、なるべく勉強して色々見るべし。

そうして完成したのが、ぼくの投資のすべてを司る『オザワークス大典』です。万事、大典の通りつつがなく。いや、完成と言うにはちと言いすぎですね。まだ発展途上です。

ま、とにかく、ルールを定めてそのルール通りに投資行動を行う、それを学んだショックでした。いまのところ、まあなんとか上手くいっております。

皆さんも、どうか爆損なさらぬよう、どうかお気をつけ下さいまし。特に分散投資が最重要です。オザワークスでした。

 シードリル



 エンスコ



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