2018年2月17日土曜日

配当2/16分 Dividend.comちょっとデータの間違い&偏りが多いかな?

皆さんこんにちは、オザワークスです。

今日は何よりも羽生竜王と藤井聡太五段の公式戦初対決が楽しみです。あ、将棋です。

OKE/ワンオーケー $16.58

2月合計 $201.32  2017年2月合計 $217.47
2018年合計 $450.98   2013年~2018年合計 $11966.67
2018年CFD配当 ¥1064   2017年~2018年CFD配当 ¥2391

2月もなんとか配当金が200ドルを超えました。1月2月は毎年額が少ないんです。1月は前年の12月に前倒しで出てしまう場合が多く、2月は単純に日数が少ないためです。でもその分3月はどーんと行きますからね。どーんと、気持ちだけは。



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このところ記事の作成によくDividend.comというサイトを利用しています。このサイトはその名の通りDividend(配当)についてのデータが豊富で、まあ言ってみれば配当総合情報サイト、みたいなものです。

しかしですね。このサイト何回か利用してわかったのですが、ちょっと情報が違ってるんじゃないの? というページがちらほらあるように思えます。

例えば、「連続増配年数」の項目。下の画像は、実際にぼくも保有している金の採掘会社GG/ゴールドコープのディビデンドドットコムでのページです。
え~全部英語なんですが、右から2番目の項目にDIVIDEND GROWTH 5yrsとあります。ここが増配年数の表示で、ゴールドコープは5年連続で増配中だよ、という意味です。

でもこれは間違いです。ゴールドコープは増配などしていません。2015年と16年に立て続けに減配してそれっきりです。ぼく自身が実際に減配を食らっているのでこれは間違いありません。怒りとともにしっかり記憶されています。

何を隠そうディビデンドコムの同じページに増配していないことを示すデータが載っています。これです。
この棒グラフは、ゴールドコープの各配当の支払額をグラフにしたものです。ゴールドコープは元々個別株でありながら毎月配当を出す珍しい銘柄でした。毎月0.05ドルの配当だったのが、2015年途中から0.02ドルへと減配されました。これが第一次減配。

その後もしばらくは0.02ドルが毎月支払われました。しかし2016年途中に1株あたりの配当額は0.02ドルで変わらないものの、毎月配当から年4回の四半期配当へと配当の回数そのものが減りました。実質、減配と同じです。これが後世第二次減配と呼ばれる悲劇です。

…… どこが5年連続増配じゃ、ゴラッ!

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また、NY市場に上場する米国外の銘柄にも注意が必要です。また画像をひとつ。
これは、カナダ国籍の銀行その名もRY/ロイヤル・バンク・オブ・カナダの配当データです。ディビデンドグロース、つまり増配年数はたったの1年と表示されています。
棒グラフの方も見てみると、なんだか配当がデコボコしています。ところどころ、前年割れしているようにも見えますね。はっ、まさか、減配?

いえいえ、これは恐らく、カナダ銘柄ですから配当は最初カナダドルで支払われ、それを米国や日本の投資家に振り込むときに米ドルへと変換しているからと思われます。それ故そのとき時のカナダドル=米ドルレートに影響を受けるのです。ディビデンドコムは米ドルへの転換後のデータを元に増配なり何なりの判断を下してるのですね。

ロイヤルバンクカナダのカナダドル建ての配当は、確り増配しています。ロイヤルバンクの名誉のためにもこれは貼っておきますよ。

 ほれこの通り。きれいなもんです。米ドル建てで見たとしても、素がこれだけキレイに増配しているんですから、長期的に見れば緩やかな増配傾向なはずです。仮にも米国とカナダ、新興国じゃあるまいし為替レートの大幅な崩れの心配も皆無でしょう。

ディビデンドドットコムでの扱いはアレですが、ロイヤルバンクオブカナダは文句も言わずに毎年きっちり増配しています。

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いかがでしたか。ディビデンドドットコムは便利なサイトではあるんですが、こういうちょっと困ったところもあります。特に連続増配スキーの方は、あそこの数字をそのまま鵜呑みにするのはいかがなものでしょう。間違いであったり、隠れた連続増配企業を見落としてしまうことになるかもしれません。

ディビデンドコムをどこの誰がどういう意図で運営しているのか、ぼくの英語力ではそこまではわかりません。ただ、所詮はネット上の情報です。そのことを踏まえた上でのご利用をおすすめします。

オザワークスでした。このブログだってそうだぜい。



藤井五段が羽生竜王に勝ったそうで。いやほんとすごい子だ
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