本日は改行100％でお送りしております。
早速ですが、職場で聞いたハナシ。
ぼくのいる部署ではないんですが、隣の隣の部署のリーダー、の知り合いのオバちゃん。
結構前に買った当時2万円分のビットコインが、今1億円くらいになっている、そうです。
ウソかホントか、もちろんわかりません。
しかし、ホントだとすれば、とうとう現れやがりましたか。
ビットコイン長者。
2万円が1億円ですか、そうですか。
＊＊＊
むっちゃうらやましい！
死ねや！
今1億ってことは、100ビットコインを1コイン200円くらいで買うたんか。
何倍？ 5000倍？ なにそれ？
無茶苦茶しよんな。
株でもなかなかそこまで行かんぞ。
いやでもそんな細かいことどうでも良くなるくらいに死ねや！
＊＊＊
こほん、大人だってたまには本音を言いたくなる。
2万円が1億になっちゃった心境って、どんなもんですかねえ？
いや、それはもちろん本人にしかわからないことですけど、もしぼくだったら、かなりキツイですね。
キツイ、というのは、正気が保てない、という意味です。
1億円という莫大な富。ぼくにとってはとても手に負えないほどに大きな存在である、ということです。
今1億円を貰ったら、ぼくはきっと狂ってしまう自信があります。
だって、2018年1月前半のあの異様なまでの株高、あのときぼくの資産は誇張なしに毎日10万円ずつ膨らんでいました。
毎日毎日10万円タダで貰う感覚。たった2日でもうぼくの月収です。
とてもキツかった。
自分の金銭感覚、経済感覚を超えた資産額の膨張に、気持ちがついて行けず辛かった。
資産が増えるのはそりゃ嬉しい。でもそれ以上に、自分の制御できない未知の領域へ否応なしに連れてかれるあの感覚。
毎日ＰＣの画面を見るたびに神経が削られ、ますます冷静さを失わせる。
平静でない自分が何かとんでもないことを実行してしまうんじゃないかと、恐怖で震えました。
＊＊＊
それが、ぼくのレベルです。
毎日10万でオロオロして取り乱して、自分の足元も見えなくなってしまう。
その程度がぼくなので、1億円などとてもじゃないですが扱いきれるもんじゃない、と思います。
そのことを自覚できた、あの1月の株高でした。
では、ビットコインで1億当てたオバちゃんはどうでしょうか。
ぼくはそのオバちゃんがどういう人なのか、そういったことは全然知りません。
でも普通のオバちゃんであれば、やっぱりかなりキツイんじゃないかな、と思います。
それも少しずつ努力して……とかではなく、結構いきなり1億ですからね。
余計に金額に対して身の丈が合っていないと思うんですよ。
で、その結果おかしくなって、例えば突然仕事を辞めてしまう、とか。
フェラーリ買ってしまうとか、デカイ家買ってしまうとか、あるいはその1億をもっともっと増やそうとして、よくわからないものに全力で投資してしまう、とか。
宝くじで高額当選してしまった人の結末とかよく聞きますが、多分同じです。
人って、身の丈に合わないお金を得ると、狂ってしまうんですよ。
お金に狂わされてしまうんですね。
＊＊＊
オバちゃんが今何を思い、これからどうするのか、それはぼくの知ったこっちゃありません。
相当キツかろうとは思います。
ぼくからしても、大儲けしてうらやましい気持ちはあります。もちろんあります。
でもきっと、本当に大儲けしてしまったら、本当に狂ってしまうと思います。
ですから、大儲けはしたくてもできないのです。
我が事ながら、情けない！
オバちゃんに幸あれ！
投資家の皆さんにも幸あれ！
ぼくは……ぼくはいいっすわぁ。ボチボチで。
以上、器の小さいオザワークスでした。
ＣＦＤで5000円負けてる～、とかやってるときが小さな幸せ
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