2018年2月20日火曜日

配当2/19分 季節は受験、花粉、確定申告。外国税控除に初挑戦

皆さんこんにちは、オザワークスです。

米国株投資家あるあるです。朝起きてPCを立ち上げ、今終わったばかりのアメリカ市場を株価チェックする。毎日の習慣です。今朝ももちろん。

見て、ほお、NYまた少し上がって終わったか。まだ髭も剃っていない顎をじょりじょり触りながら頷く。ちょっと上がって、ちょっと嬉しい。うむ、いい朝だ。

でも何か違和感がある。待てよ……とここで気が付きます。今日(米国の2/19)ってアメリカは祝日で株式市場も休みじゃん。日本は普通の月曜日、アメリカは「大統領の日」。

そうです。彼、というかぼくが見ていたのは先週金曜日のままの株価だったのです。それを見て、うんいいね、堅調だね、調整も終わったかな、みたいな独り言。非常に恥ずかしい。でも米国投資家あるあるです。

……皆さんもうっかりあるよね? さらに言えば、株価堅調とかその日ブログに書きそうになる奴。……うぅ、恥ずかしい。そんな間抜けは私です。

KMI/キンダー・モルガン $8.99
ABBV/アッヴィ $10.20

2月合計 $220.51  2017年2月合計 $217.47
2018年合計 $470.17   2013年~2018年合計 $11985.86
2018年CFD配当 ¥1064   2017年~2018年CFD配当 ¥2391

前置きが長い。それはともかくBBD/バンコ・ブラデスコの(NISA)分の配当金がちっとも降りて来ません。やつはどこへ行ってしまったのか。頼みますよ、SBIさん。



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さて、本題です。2月も半ばを過ぎ、季節はすっかり確定申告ですね。めんどくさいなと思いながら、ぼくもようやく重い腰を上げた次第です。

今年は何と言っても「外国税控除」、こいつを初めてやったろうと思って……そうなんですよ。もう4年も米国株に投資しておきながら、ぼくはこれまで外国税控除をしたことがないんですよ。これはいかん、でもなんだかめんどくさそう……その板挟みでここまで来てしまったわけです。

で、実際の申告作業をe-taxで進めながら、外国税の方もちょっと調べてみました。すると、やはりというか、めちゃめちゃめんどくさいことがわかりました。

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まず件の外国税控除っつうものが何か簡単に説明しますと、我々米国株配当投資家、別名ハイトウスキーは配当金を受け取るときに税金も同時にいくらか払っています。簡単に言いますと、我々の住むこの日本国に配当金の20%を、そして10%を配当を出した企業の本社のある国に納税しております。

この10%というのが、外国税と呼ばれる税金です。でその税率は、その企業が本社を構える国によってえらい違います。10%は米国に本社がある場合で、これが英国になるとなんとゼロ、非課税です。その他の国によってもまた違います。

日本在住の米国株投資家は、配当金を受け取る度に日本と米国(ないしその他の国)の両方に対して納税しているわけです。これを二重課税と言って、なんかあんまり良くないことのようです。確かに余計に取られているので不愉快ですね。

で、良くないということでその二重課税状態を回避するために設けられているのが、外国税控除という制度です。やることは意外と単純で、自分は1年間でこれだけ外国税を支払ったのでこの二重課税分は返してくださいよ、という請求を国税庁にするだけです。

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そう、確かに意外と構造は簡単なんですよ。そんなに難しくない。基本は払いすぎた税金を還付してもらうだけ。ただ……。

還付してもらうには、自分が何月何日にいくら配当を貰って、その内外国税として払ったのがいくらで、などという事実を税務署に対して報告証明しなければなりません。具体的な作業としては、e-taxの画面で配当の細かい情報を1回分ずつ入力していくわけですが、これが鬼です。

米国株は基本的に4半期配当、つまり1年間に配当は4回です。その配当の1回1回でその度外国税の納税が行われているわけです。1銘柄保有する投資家さんならば、計4回分入力する必要があるわけですよ。

ぼくの保有銘柄数は、70銘柄を超えます。すべて配当の出る銘柄です。そんな人間が1年間で受け取る配当の回数、言い換えれば1年間で外国税を支払った回数は、恐らく数百です。自分でもそんなの把握していません。

その数百回に及ぶ外国税のデータ入力を、あの悪魔の画面は要求してきているわけです。

できるか、ぼけっ!

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早速ふて寝を決め込んだぼくですが、内面ではまだ葛藤があります。

これではいかん、これでは去年までの自分と一緒だ。
でもめんどくせえよお。死んじゃうよお。
がんばればブログのネタにもなるだろう。ひとつやってみないか?

……よーし、わかった、やったらあ! ままあって布団を跳ねのけたぼくは、とりあえずもうちょっと調べてみることにしました。証券会社が出してくれる特定口座年間取引報告書には、1年間に払った外国税の総額がズバンと載っています。これとかを利用してなるべく簡単にかつ穏便に済ませる方法はないものかと。

全部入力とか、ちょっとしたバイトですよこれは。こんなことがこの21世紀の日本であってはならない。マイナンバーとか、税務署だって実は各証券会社から取引データ全部報告は受けてるはずなんですよ。つまり、ヤツらが本気を出せば、こっちでデータをまとめなくたって全部わかるんです。調べ上げられるんです。

あとこういう話も聞きました。あのデータ入力の鬼画面、あそこで入力できる最大の件数が30件らしい、という話。ということはですよ、その話が正しかった場合、年間配当受取回数が30回を超えたらもう無理、っていうことですよ。

数百回のぼくはどうすんの? 桁が足りないよ桁が。でも30とか、普通に誰でも超えてしまうような気がします。皆さんはどうなさっているんでしょうか。

とりあえず、これを書いている時点ではまだ1件も入力していません。まだ日はあるので、これからコツコツできるだけがんばります。

今日はこの辺で。オザワークスでした。



苦労してやっても全額還付されるわけではないというのがまたなんとも……
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