2018年3月22日木曜日

保有銘柄増えたあるある。似たようなティッカーが多くて覚えられないワナ

皆さんこんにちは、オザワークスです。

3/21は春分の日で祝日につき配当入金はありません。明日に期待です。

株式投資の世界では、日々様々な銘柄がひっきりなしに売買されたり、情報交換されたりしています。多分初めは社名をそのまま連呼していたんでしょうが、長い名前の会社も多いです。そのうちに銘柄毎に番号を振って、その番号で呼び合うようになりました。

これが日本株でいう証券コードですね。神戸製鋼所(5406)、東芝(6502)、シャープ(6753)とかの4桁の数字の部分が証券コードです。このメンツですからね、日産自動車(7201)も入れときましょうか。

特に日本企業は社名に漢字が多く入っていますから。4桁の数字だけでやり取りが済むなら、あら便利、効率がいいわ、となるわけです。



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ところ変わって投資の本場米国では、そこんとこどうなってるんでしょうか。ありますあります、米国株は日本の証券コードに代わってティッカーシンボルというもので表されます。

ティッカーシンボル(以下めんどくさいからティッカー)は、数字ではなく1~4文字程度のアルファベットです。例えばアマゾンならAMZN、アップルならAAPL、マイクロソフトならMSFTといった具合で、これがなんともわかりやすい。

人間4桁の数字をたくさん覚えるというのはなかなかに難しい。ところがこのティッカーだと、PMならフィリップモリス、GEでゼネラルエレクトリック、CATでキャタピラー、と連想がしやすいんですね。

また、日本人にとって複雑なカタカナの社名というものは、これがまた覚えにくい。例えば、パシフィックパワーアンドライトコーポレーション、ポタシュコーポレーションオブサスカチワン、カナディアンインペリアルバンクオブコマースとかはもう書き出すだけで嫌ですね。

しかしこれらの長ったらしい銘柄名もティッカーにしてしまえばそれぞれ、PPL、POT、CM、と相当簡略化できます。

このようにティッカーはとても便利で合理的。使い勝手は、無味乾燥な証券コードを軽く上回ります。

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と、こ、ろ、が、ぼくのように保有銘柄が70を超えて来ると、ティッカーの性能を持ってしても脳内で混乱をきたし始めます。

やっぱりわずか数文字のアルファベットなので、どうしても似たティッカーが出て来たりします。

例えば、PFEとPFF。PFEは世界的製薬会社のファイザーで、PFFは高配当で有名なETFのiシェアーズ米国優先株式です。全然別の銘柄ですが、ティッカーは双子のようによく似ています。他人の空似とはこのことで、ぼくはよく間違えます。そういえばおまけでPPLなんていうやつもいましたね。

他人の空似問題ではもっとひどい例があります。ENB/エンブリッジとWMB/ウィリアムズ・カンパニーズがそうです。ENBとWMBでそんなに似ているという程でも……と思うかも知れませんが、甘いです。

この2社にとあるETF、EMB/iシェアーズJ.P.モルガン・米ドル建てエマージング・マーケット債券を混ぜ込んでみてください。ENB、EMB、WMB……なんか3者が分子結合のように絡み合って、わけわかんなくなってきませんか?

おまけにENBとWMBはともにパイプラインの運営会社ということで、まったくの他人でもないんですよね。これがまた混乱に拍車をかける。もうしょっちゅうですよ、あれ、どっちだっけ? みたいなのは。

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ティッカーが似ている、ではなく、ティッカーが銘柄名と合っていない、という事案もあります。

アパレルブランドのギャップがまさにそれです。皆さん、ギャップのティッカーと言ったら、普通はあの3文字を想像しますよね。あのよく見かけるロゴにもなっている。そうです、GAPです。

ところがですよ、ギャップの実際のティッカーはGAPではなくGPSなんですよ。GPSといったらねえ、皆さん普通GPSはグローバル・ポジショニング・システム社のティッカーですよね。あんまりアパレルとは結びつかないような……。

いえいえ、冗談ですよ。グローバルポジショニングなんちゃら社なんてものは存在しません。我々のよく知るGPSは、米国政府のものです。

それはいいとして、ではなんでギャップのティッカーはGAPではなくGPSなんでしょうね。GAPがギャップよりも先に他の会社に使われていたのでしょうか。ぼくもそう考えて調べてみたんですが、なんと今現在GAPをティッカーに使っている銘柄はありません。もちろん過去のことまではちょっとわからないんですけど、まあ謎ですよね。

ギャップがGAPでないのは、なんだかちょっと気持ち悪い。そう思うのはぼくだけではないはずだ。

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同じことがコカコーラにも言えます。こちらはKOですが、いや、どう考えても収まりがいいのはCOでしょう。Coca-Colaですしね。そのKは一体どこから連れて来たんだ、ていう話です。

COで検索するとありました。CO/チャイナ・コード・ブラッドだそうです。ああ? 誰だテメーは? チャイナ? 知らねえなあ。

コカコーラとそのチャイナなんちゃら、全財産賭けてもいいですけど、絶対にコカコーラのほうが歴史が古く、上場も先のはずです。それがどうしてこうなっているのか。コカコーラは自分の意志でKOを選んだということになりますから、ギャップと同じくこれもまた謎です。

GPSとGAPは片方がティッカーでも何でもないですから、これはこちらがなんか腑に落ちないなあ、と思うだけで済みます。けれどKOとCOはどちらも日本の証券会社で買えて、しかもなんとなくCOのほうがコカコーラっぽいですから、コカコーラと間違えてCOを買ってしまううっかりさんが居ないとも限りません。

まあ間違えかけた自分が悪いんですが、こういうどうでもいいところで変にコカコーラの印象が悪くなったりしちゃうのは、うっかりおじさんとしてはちょっとなあ、と思いました。

皆さんも、見慣れぬ不審なティッカーにはご注意を。

オザワークスでした。



はい、ただの投資雑談回です。
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