皆さんこんにちは、オザワークスです。
個人投資家の最適保有銘柄数は10~20銘柄と言われています。これ以下では分散効果が得にくく、これ以上ではリスクの分散による安定性よりも銘柄が多すぎることによってわけわからんくなるから、という理由です。
これには大いに賛成です。とても論理的で合理的な解ですね。個人投資家の保有銘柄数は10~20銘柄がよろしいでしょう。
がしかし、ぼくのDNAが叫びます。
そんなん嫌や!
もっともっと欲しい! 全部集めたい! と。
マネックス証券の取扱銘柄数は、確か3000銘柄くらいだったと思います。全部欲しいです。全種類買い集めて、時価総額順に特製のガラスケースに入れて陳列したいです。考えるだけでヨダレが出ます。
皆さんいいですか、これが人間の欲望です。アタマでどんだけ効率よく考えても、下半身は制御できんのです。まず、それを認めましょう。下半身>アタマです。
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ぼくが子供の頃、ビックリマンシールというものがめちゃめちゃ流行りました。もうみんな狂ったようにビックリマンチョコを買いあさり、おまけのシールを取り出しては自分のコレクションに加えておりました。
ただのシールです。いっくら集めたってなんの役にも立ちません。ゴミです。でも、当時は必死で、それこそ命がけと言ってもいいくらいの気迫で集めていました。
……あれ、どこ行っちゃったのかなあ。
それからぼくもその時々に色々なものをコレクションしています。学生時代はテレビゲームの攻略本を集めていました。好きなゲームのものはもちろん、持っていないゲームの攻略本まで買い集めていたのです。
ゴミです。完全なるゴミです。でもぼくは「攻略本」そのものが好きだったのです。ネット世代のキッズたちはコウリャクボンなる言葉すらもう知らないでしょう。あれも、どこかにあるはずだけど、どこ行っちゃったかなあ。
そして今、ぼくは目薬の空き容器を密かに集めています。目薬を薬局で買ってきますよね。点しますよね。空になりますよね。あれです。あの容器です。
ゴミ。紛うことなき圧倒的ゴミ。というか、本当にゴミ。でもね、あのちっちゃくて透明で、突起がぴょこっと出てる空き容器、よく見たらなんかかわいくないですか? ね? どことなく愛嬌があるでしょう?
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コホン! えーと、何の話だったかな。そうそう、人間はもともと集めたがる動物、コレクション大好きな生き物なのです。だから10とか20とか、そんなもんで自分を無理やり押さえつけてちゃ、ダメダメ。もっと欲しいと思うんだったら、壁一面にずらっと並べたいと思うんだったら、買っちゃえばいいのです。
you、買っちゃいなよ、です。
何より怖いのが、銘柄を増やしたいのに縛りがあってそれができない→ストレスが溜まる→疲れて投資そのものがやんなっちゃう→引退、の流れで投資自体を辞めてしまうことです。
投資はとにかく続けてナンボ。それを阻害するものは、たとえ合理的な判断であっても「誤り」でしかないのです。しかもそれは所詮は赤の他人が言ったこと。
投資なんてもんは何がどうなっても完全に自己責任の世界です。だったら、自分の好きにやるのが一番ストレスなく長続きします。人間好きなことは続けられますもんね。
以上、一番合理的な選択が一番気持ちいい選択とは限らない、というお話でした。
でも自分の好きにやった結果、思いのほか上手く行かない、ということもこれまたたくさんあるのですな
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